2番目の自分

その高台には自分の分身である『2番目の自分』を見る事ができる機械がありました。
レバーをひくと空中に2番目の僕が現れました。
僕はたずねました。「2番目の僕くん、3番目の僕にも会いたいんだけど、どうしたらいいの?」
彼は答えました。「何言ってるの。君が3番目の僕じゃないか。」
「えっ、僕は3番目の僕なの? じゃあ本当の僕っていうか元々の僕はどこにいるの?」
彼は答えました。「本当の僕ってどういう意味なの? 1番目の僕だったらその辺ウロウロしてたけど」
「僕が聞きたいのはどれが本当の自分かって事なんだけど」
「言ってる事がさっぱりわかんないよ。っていうかそんな事考えてる時間があったら、こんな役に立たない機械をどうやったら撤去できるか考えてよ。君たちの面倒な自分探しに付き合わされて、いちいち呼び出されるこっちの身にもなってよ。」
「え〜っ、役に立たないって、それなりに意味がなかったらわざわざこんなもの作らないでしょ。」
「そうでもないでしょ。気まぐれって事もあるし。まあ誰が作ったにしろこの機械はとことん失敗作なんじゃないの。でかすぎて壊せないし。」
「うわ〜心の声ってそう言う事言うんだ。スピリチュアルな要素一切ないし。」
「またそれですか。もいいでしょ。じゃあね。今度はあなたの好きな来生まで呼び出さないでね〜、サヨナラ〜〜」

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2008.06.26.Thu
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オダダ
ゾイコイ統括。ついつい遠いもの、なんだかわからないものに持っていかれがち。最近「老人力」と「無能の人」度がさらにアップ。ある意味臨界状態。よくタイ人に間違えられる。
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